「預金」が引き出せないで「困った」!

昨年末に契約した89歳女性の預金管理についてのお話です。

当法人との契約までは施設の方が財産関係の書類を管理されており、契約に伴う引き継ぎの際に保険証券などとともに預金通帳を引き継ぎました。この通帳の銀行印は「よくわからない」とのことでした。

この通帳は平成28年8月までの取引明細で「まったく動きなし」のものでした。

施設から送金の連絡を受け、翌日に通帳記帳を行なったところ入金が確認でき早速ご本人に説明して、銀行にて払い戻しの手続きを行うことにしました。
ところが、窓口で「銀行印が違います」と言われて払い戻しができません。
ご本人に確認しても「よく分からない」と言われてしまいました。

この方はもう1通ゆうちょ銀行の通帳を自己管理されていました。
現在残高などの確認のため拝見すると「平成29年8月新通帳へ繰り越し」とのしるしがあります。
「新通帳はどこにありますか」とお尋ねするも「これだけですよ」といわれるのです。

つまり、新通帳はどこにもないのです。

預金通帳などの再発行の手続き支援は、直接ご本人を郵便局に案内し、「古い通帳と印鑑、キャッシュカード、本人確認書類」を持参して手続きをすることになります。
1週間後に書留郵便で本人宅へお知らせのはがきが送達され、その通知書をもって郵便局へ行き再発行された通帳を受け取ることになります。
これで初めて預金が払い戻しできたりするのです。

利用者さんの認知度も低下しており、この方の財産管理を法的に支えるために「任意後見制度」か「後見の申立」の準備が必要と判断します。
弁護士と相談して、よりよき支援が出来るようにしたいと思っています。

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みなさん!「預金があっても引き出せない」では、ご自分の生活も支えられなくなります。
預金管理には、通帳ごとの使用する印鑑が分かるように「エンディングノート」などに書きとどめておくことをお勧めします。

理事・立木勝義

htps://yui-station.org/

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