街のど真ん中で「孤独死」!

子供がいても希薄な関係で…

     
1月8日、障害者施設入所中の利用者さん(以下、Aさんという)の父親が「孤独死」する事例がありました。

この日、Aさんの担当支援員は外出支援を予定していました。
Aさんの希望で実家に立ち寄り父親との新年のあいさつに出かけました。
実家の郵便ポストに年賀状がたまった状態で「おかしい」と思いつつ入室したところ、廊下でうつぶせになって倒れているAさんの父親を発見!
ただちに本部に連絡があり、警察に連絡する指示をしました。
私は、支援員の応援とともに親族のお兄さんに緊急の連絡をおこない現場に合流しました。

警察の検死は簡単ではありません。

「死後20日前後、経過している」との判断で、死亡要因等検死時間は長く、検死が終わったのは発見から10時間後の午後8時すぎまでかかりました。
死亡診断書にかわる検案書の受領は翌日となり、葬儀も2日後に準備することになりました。

Aさんは少し障害があるため、込み入った事柄の判断ができないこともあり、兄さんと相談して葬儀支援をおこなうことになりました。
10日、無事に葬儀を執り行い火葬場に送り届けました。

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Aさんの父親のように「孤独死」は年間2万8000人(毎日約76名)といわれています。
この方は新聞にも掲載されず、孤独死の統計数字にも入らずに静かに亡くなっています。
たとえ子どもいても疎遠となっていたりする人が増えています。

近隣の方との付き合いもなく年末年始に亡くなっていたという現実に直面して、なんともむなしい新年となりました。

ただ、葬儀後に施設に戻った時、Aさんが疎遠となっていた兄のことで「お兄ちゃんが遊びに来てもいいと言ってくれた」と顔を緩めた事が救いです。
これを機会に兄弟が仲良くなってもらえることを希望としたいものです。
理事・立木勝義
(「終活」コーディネーター)

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