“福島原発保護犬”福太郎君が旅立ちました

わが人生に影響をくれた愛犬

本日11日は、あの7年前の東日本大震災が起き、多くの方が亡くなった月命日にあたります。

私は2011年4月16日“原発避難地域”で彷徨う犬を救出しているボランティアの活動を手伝おうと福島県に向かい、犬3頭を預かってきました。
そのうちの1頭を「福太郎」(ミックス、♂、中型、保護されたところ大熊町、2歳前後)と命名してわが子のように育てていました。

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その福太郎が先週の6月8日金曜日の朝に息を引き取りました。

7年と2ケ月の短い「付き合い」でした。
縁あって我が家に来た福太郎は馴れない生活でオドオドしていたのですが、最近まで散歩や庭の穴掘りを楽しんでわが世の春でした(孫の出生までは・・・)。
テレビ番組「きょうのわんこ」にも出演(2013年8月14日)したりして、良い思い出となりました。

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当時の私は法律事務所で「漠然と世のための仕事」をしていました。
67歳になる年でしたので「老後は青春18キップで気楽な汽車の旅を楽しもう」と考えていました。
そんなときに震災に直面して「毎日を大切に」という生き方をするようになりました。
そのきっかけを創ってくれた福太郎に感謝です。

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被災地はいまも復興半ば、原発被災地の方は30年先も見通せない生活を余儀なくされていて心が痛みます。
福太郎を見ては「震災を忘れずに」と思っていましたが、これからは何を見て被災地の方々のことを忘れないようにするのか不安です。
理事・立木勝義


http://yui-station.org/

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