前から予測されていた数字です!
本日、ある高齢者団体の女性部からの「終活セミナー」の講師依頼で名古屋市内でお話する機会がありました。
参加者は12人、みなさん65歳以上の方々でした。
私のレジュメは、自己紹介から始まり少子高齢化社会の現状と課題、無縁社会の進行と一人暮らしの悩み事など、高齢者の方々の心配事をお話しています。
特に認知症高齢者や親なき後の障がい者の方の財産を狙う犯罪の多発などを未然に防ぐために、結福祉ステーションを立ち上げたことなどに触れています。
そして、2000年(平成12年)の介護保険がスタートした年から社会保障制度が「措置」から「契約」に変更になり、介護を受けるのも受けないのも契約による「自己責任」の時代に突入したことを告発します。
私の計算で70歳から3000万円が必要!
いま世間では「年金だけでは老後の生活は成り立たない。平均的な世帯で2000万円貯蓄せよ!」との「報告書」を金融担当相が「受け取らない」「もうない」など大騒ぎとなっていますが、私はもともと『70歳夫婦で2000万円ないと悠々自適の生活はできないですよ』と話してきました。

今では3000万円ないと「不安」になっています。
例えば70歳で一人暮らしになって老人ホーム入所。
入居費用が月の不足額5万円×12ケ月で年60万円必要となります。
10年で600万円、人生100年時代ですから1800万円必要となる計算です。
60歳代となれば2400万円となる計算です。
金融庁が今月3日公表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」「60歳と65歳夫婦」の老後2000万円の蓄えが必要は当然の指摘だと思います。
むしろ低すぎるぐらいです。
国民年金で生活している方等は度外視されています。
参加者の皆さんの心配事は「そんなに蓄えがないが…」との声も出ていました。
心配すると長生きできません。
今ある財産はご自分のために活用して、もしも蓄えが底を突くときは憲法25条で「最低生活を営む権利を有する」を活用しましょう!
なるようになるのが世間です。
気楽に、楽しく生きていきましょう。
理事 立木勝義
(「終活」コ―ディネータ―)
(「終活」コ―ディネータ―)
https://yui-station.org/
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