9年間の体験談を参考にしてほしい!

今年最初の講演依頼に招かれて・・・
     
2月最初の土曜日だった1日、ある団体の「新春のつどい」に招かれました。
題目は「年を重ねても安心」~成年後見制度、身元保証、金銭管理、日常生活支援など心配事にお応えします~という、いわば「終活セミナ―」でした。

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私の9年間で経験した権利擁護支援の実践報告です。
今回は年初めの講演でしたので、まずは最近の新聞記事から高齢者に関する気になるものを紹介することから話をスタートさせました。
日本の人口が年々減っているのは「出生数が19年は90万人割れ」になったことで年間過去最大の44万8000人(18年の推計)が減少したこと。
また、老後の不安は健康やお金ですが、「老後不安76% 生活のため働く」高齢者が増えていることや65歳以上の高齢者が人口の四分の一を超え28.4%を占めたことなどです。
【2019年10月「敬老の日」総務省の発表】

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「2025年問題」は団塊世代(昭和22~24年生まれの人のこと)が75歳以上になり始める2022年、医療費の一層の膨帳が見込まれるために政府が医療費の自己負担を1割から2割へ引き上げる方針を固めたなどです。

人は誰もがいつまでも元気で暮らせるわけではないこと。
健康寿命と平均寿命のお話とそれに備えた様々な準備や社会の制度を知っておくことの大切さなどをお話しました。
私の9年間の体験でも身元保証契約をした直後に亡くなって親族に感謝された事例、その反対に契約したその日に亡くなり様々な手続きが間に合わなかった事例などいろいろです。

「備えあれば憂いなし」といわれますが、人は一度や二度の話だけで納得して終活準備するほど単純ではありません。
その証として、講演に参加してわが法人との契約を直接申し込んだ方は一人も現れていませんから…。

理事・立木勝義
(「終活」コーディネーター)

http://yui-station.org/

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