支援員を困らせる自分本位の利用者さん

素直に「ありがとう」といわれる支援をめざします


高齢者の利用者さんの「わがまま」な主張に翻弄される毎日です。
「ケアマネージャーが余計なことをいうので変えてほしい」
「いちいち細かいのでうるさい!」と今後の生活についての説明などを聞かず、挙句の果てに「もう来なくてよい」という利用者さん。
こんな事が多くなるのは少し元気を取り戻した方の事例です。

去年の春に腎不全、秋から大腿骨骨折で再度入院したAさん(男・70歳代)は「要介護4」の状態で身元保証委任契約を締結しました。
契約時は歩行も困難で気力も低下していた時でした。
病院から老人保健施設への転院を経て6ケ月、自立生活ができるまでになり、先週自宅へ戻りました。
介護度も「要支援」になっているのではと思えるほどです。

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元気を取り戻し、自分のことはすべてやれると思われたのか、携帯電話料金の支払いや滞納家賃の支払いなど債務関係の処理や通院の予約などで支援をすると

「いちいちうるさい!」
という始末。

福祉の心で支援しているわが支援員も気持ちが折れてしまい上司に報告。

上司である私のアドバイスは「ご苦労様です」といい、人は高齢になるとどなたも自己主張にこだわる傾向が強くなり、支援員の説明に耳をかさなくなって困ってしまうことは多々あるので「我慢」しましょうというしかありません。

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私たちの支援は、利用者さんから「ありがとう」といわれる支援を心掛けることで使命感を維持していきたいものです。

理事・立木勝義
(「終活」コーディネーター)


http://yui-station.org/

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