失業中に病気入院「失業手当が停止」

コロナで失業者増加の中で…


お盆休み明けの17日は電話対応で午前中が埋まりました。
元利用者さんから「もう一度、相談にのってほしいが…」に始まって、死後の家賃未払い請求の対応や新規の相談2件などで午前中がおわってしまい、活動報告が送れました。

50代後半の利用者さん(以下、Aさんという)は、今年3月まで建設会社に勤めていましたが、関節リウマチで退社させられました。
会社の独身寮を退去する際に身元保証契約を結び、アパート探しと日常必需品を準備する支援がはじまりました。
4月になって、ハローワークに失業手当の給付手続きを行い150日間の給付日数が決まり5月から手当が給付されるようになって、当分の生活費は確保できるものと思っていました。

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ところが、6月下旬にAさんは体調を悪くして、ハローワークに「就業活動報告」ができませんでした。
このため、失業手当の給付が停止されてしまいました。
また、7月から病気悪化で入院することになり、就業活動報告ができなくなっていました。

Aさんに代わって失業手当未払いを解決するための相談をハローワークに問い合わせたところ、「働くことができない」という客観的な証明(医師の証明書)を提出してくださいとのこと。
これによって失業手当にかわって傷病手当支給されるということになりました。

まずはハローワークから「傷病手当支給申請書」を送ってもらい、医師に就労不能期間の証明をしていただくことになります。
提出の際には雇用保険受給資格証とAさんの写真が求められます。

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今年4月~6月の国民総生産GDPが「戦後最悪マイナス27.8%」(8月17日のニュースから)とのこと、企業倒産も増加し、失業者が増えている今、失業手当の制度を理解しておかないと利用者さんの不利益になってしまいます。
ひとつひとつが勉強ですね。
代表理事 立木 勝義
(「終活」コーディネーター)

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