「震災」の縁で新米の会津米が!

毎日を大事に生きるきっかけに


昨日自宅に30キログラムの新米が配達されてきました。
送り主は北茨城市の知人からでした。

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この方との縁は10年前(2011年5月3日)の東日本大震災後のことでした。

想いだせば私は、大震災で“原発の町”(福島県大熊町)の避難地域に取り残された犬たちを救出しているNPO法人の活動を知って、救援物資を持ってすぐに現地に駆けつけました。
そして、3匹の犬の里親となり愛知県まで戻ったのでした。

3匹のうちの1匹(虎毛の秋田犬・仮の名は「元次郎」)の飼い主さんが今般の新米の送り主(以下、Aさん)です。

Aさんは当時南相馬市の病院にいて、秋田犬のマル(本当の名前)を連れて避難することが出来ませんでした。
ボランティアの方に保護された犬として週刊誌に紹介されているのを見つけ、愛知県でマルと再会したという「縁」ができました。

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この「縁」は、私の生活を変化させるきっかけとなりました。

大震災によって一瞬で生業がふっとんでしまったAさんたち被災者の姿は、私に「日々のくらしを大切にしよう!」という志向を植え付けてくださいました。
私がその後、権利擁護支援に身を寄せる生き方を選択する大きな要因となりました。

福島までマルに会うために2回ほど行きましたが、最近は事業を立ち上げたりして忙しくなってご無沙汰をしています。
また、コロナの影響もあり旅行も困難になっています、いつかまたマルが健在なうちに会いに出かけたいものです。

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頂戴した新米を大切にしていただきます。

Aさんの話では福島のお米も美味しいし生産量も増えているとのことです。
Aさんは農協勤めが長く、無農薬のホウレンソウ農家を営んでいましたが、今は米作りのアドバイスをされているそうです。

遠くからではありますが双葉町のみなさんが安心して生活できる場所をつくってほしいと願うばかりです。

代表理事 立木 勝義
(「終活」コーディネーター)


https://yui-station.org/

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