老人ホームで「恋に落ちて…?」

人生100年 一人より2人で


新規の契約となった利用者さん(女性・70歳前半・Aさんという)は4年前から老人ホームで暮らしています。
Aさんは結婚歴があり子どもを3人生みましたが、夫の死後は子どもとの関係が悪化し、日常生活に一部、又は全部の介助を要する場合があるため養護施設に入所しました。
入所後は落ち着いた生活を続け本人のADLは概ね自立しています。

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月日が経ち、同施設の異性の入居者と仲良くなり「同居」したいとの希望が出てきました。

施設では同室の生活ができないため、民間のアパートを借りることとなり、その賃貸契約のために緊急の連絡先と身元保証人が必要となり、わが法人の出番となった次第です。

まず大変なのが「緊急連絡用」の携帯電話の契約が必要となり、その支援を始めました。
携帯会社との申し込みには、本人が直接申し込みに行くことと身分証明を提示することが求められます。
Aさんは免許証など「顔写真」の書類がないため、健康保険証と住民票を持参することになりました。
申請手続きには約2時間以上かかったと支援員からの報告です。

Aさんのお相手は年下の70歳になったばかりの方です。
お会いしてお話を聞きましたが穏やかで、人の優しそうな方でした。

賃貸住宅が決まり次第、数カ月あとに同居するとのことで嬉しそうでした。

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2019年12月の新聞に「人生100年時代、一人より2人で」の記事が載っていました。
残された人生を新たなパートナーとの生活を求める方が増えていると…。
厚生労働省の統計によると、2015年に65歳以上で結婚した人は男性9329人、女性5190人で、25年前の1990年に比べて3~4倍になったそうです。
ある民間の結婚相談所を運営する会社の2015年調査で、50歳から65歳の独身男女2000人に行った調査では、結婚や恋愛に前向きな人の理由として「安心、信頼できるパートナーが欲しい」と答えた人が男女とも最も多くて5割~7割との結果もでています。

Aさんにとって「老い楽の恋」が成就することを願って支援を続けていきます。

代表理事 立木 勝義
(終活コーディネーター)

https://yui-station.org/

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