転倒リスク増大 緊急入院続く

コロナ禍で筋力低下か

先週一週間で利用者さんの2人が「緊急入院」となりました。
80歳を超えた利用者さん（以下、Aさん・男性）は、長年ひとり暮らしでしたが、今年に入って施設入所を希望され、当法人と契約されました。
3月に入所された後は落ち着いた生活を初めておられたのですが、5月26日になって自分で立ちあがりができない状態となり脳神経外科を受診することになりました。

検査の結果、「慢性硬膜下血腫」で緊急手術となりました。
もともとAさんは1年前に脳梗塞で入院歴があり、自宅での生活の際に「よく転倒した」ということでしたので、これが原因だったと思われます。




90歳を迎えた利用者さん（以下、Bさん・男性）は、ひとり暮らしで自宅とショートステイを利用する生活を続けていましたが、28日の土曜日に施設から「昨夜、Aさんが転倒し腰が痛いと訴えがあり通院支援をお願いしたい」との一報。

早速、緊急支援となりました。

レントゲン撮影、血液検査など行い「大腿骨骨折で入院」が決まったのが12時過ぎで、病室が決まったのは午後2時となってしまいました。
土曜日のせいなのか看護師さんも少なく、長い時間を要しました。



Bさんは今週に手術をし、2週間ほどでリハビリ病院へ転院。
2～3ケ月あまりの期間は大変になるものと思います。

骨折の痛みが苦痛なのが私にも理解できるようになりました。
ほんとうに辛いと思いますが頑張って歩けるようになってほしいものです。


高齢者の生活環境は、コロナの緊急事態宣言が継続される中、外出は自粛、人との接触もできず、運動不足などが深刻になっています。
病院の待合室に置かれた「骨粗鬆症Q&A」の冊子に以下の事が書かれていました。

・原因　　閉経、加齢、やせている　
・生活習慣　カルシウム　日照不足（ビタミンD不足） 運動不足、喫煙・過度の飲酒
・病気やお薬によるもの　糖尿病・間接リウマチ、ステロイドの服用



いずれにしても「骨粗鬆症」はさまざまな原因が重なって起こるとのことです。
高齢になると転倒リスクとともに骨粗鬆症になる危険があります。
骨粗鬆症の人に良い食事は「牛乳、チーズ、豆腐、厚揚げ、納豆、いわし、ひじき、小松菜、切干大根」等だそうです。

皆さん参考にしてください。

代表理事　立木　勝義
（終活コーディネーター）

https://yui-station.org/