体力低下で、ギリギリの終活支援

判断できるうちに、課題解決を


Aさん(70歳前半の男性)の支援を始めて3ケ月が経過しました。
Aさんは膀胱ガンが骨盤に転移して動けなくなっていた時に、介護事業所の方と地域包括支援センターの職員が自宅から「救出」しました。
とりあえず小規模多機能型の施設に入所して関係者との連絡が始まった事例です。

当法人は病院への入院に伴い支援がはじまりました。

お会いしたAさんに当法人の役割について説明し契約締結。
その直後から「自分でやれるから」「知人がいるので…」などと契約を翻意する意思を表明するなど難しい方でした。

病院のケースワーカーや医師から説明を受け、やっとご自分の置かれた位置を理解されつつあります。


しかし、預金など財産管理については体力と判断力が低下しつつあり、預金通帳が数年記帳されていない銀行口座が多数ある状態でした。
ある銀行口座は、1年ほど前に本人からの紛失届がされていて、「凍結」されたままの状態であることが分かりました。
自宅を整理する中で、凍結状態の預金口座の通帳を発見して銀行の窓口と折衝を行いました。
銀行側は「凍結解除」には本人が確認できる書類と本人の面会が必要なため「窓口にお越しください」となりました。

Aさんの状態は歩行困難なうえ、車椅子への移乗も困難となり銀行へ行けない状態でした。

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預金の解除のために事前の銀行と打合せ、必要書類(医療被保険者証、免許証、介護保険者証など2通以上が必要)を準備して施設までお越しいただくことになり、本日、無事に預金の凍結解除の手続きが終了しました。
明日には解除された預金口座が届くことになります。

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このように「終活」の準備にはいろいろな課題が山積です。
Aさんの今後は、親族調査をおこなって「万一の場合」に備えておくことや、持ち家の処分など財産管理全般の確認があります。

ご本人が判断できるうちに良い終活支援をさせていただきたいと思います。

代表理事 立木 勝義
(終活コーディネーター)

https://yui-station.org/

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