「うなぎ丼」が食べたい

昨日は私の親族のことで休みをいただき、実の兄(6人兄弟の一番上)のお見舞いに出かけました。

兄とは遠方のため普段から会う機会が減っていました。

年明けに兄の子どもから「認知症を発症し、ひとり暮らしが困難となり老人ホームに入所した」との連絡を受けてから半年。
コロナ禍で面会ができなかったのですが、兄が定期的に診察を受けている病院で会うことになりました。

姉二人、私を含めて3人で突然の対面。

びっくりしたみたいで、兄弟の顔をたしかめるような様子で確認。
「やっぱり分かっているみたいです」と娘の言葉。
はっきりとは言葉に出なくとも手を握り合う姿を眺めて「会いに来てよかった」と思いました。

短い時間でも会話が弾み、別れ際に92歳になる兄が「うなぎ丼を食べに行きたい」と一言。
私は「解ったよ、必ず連れて行きますよ」と応えました。
早く外出許可が出ることを祈るばかりです。

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「うなぎ」といえば、連休中の真ん中の5月2日に利用者さん(Aさん90代)とうなぎ専門店に行きました。
約2年半ぶりの外出です。
お店で食べる料理に「やっぱり美味しいね」と喜んでいただきました。
Aさんは足元に不安があり歩行器による移動でしたが久しぶりの外出を楽しまれ、翌日にお礼の電話を頂くほどでした。
もう1件「うなぎ」に関する報告です。
特別養護老人ホームに入所中の100歳を超えられた利用者さん(女性Bさん)から、「うなぎを食べたい」との依頼があり、4月下旬に昼食として「ひつまぶし」をお届けしました。
暖かいままお届けしたら「大変喜ばれていた」と後に施設の方から報告がありました。食欲があるうちは大丈夫で、○○○市の最長寿をめざしてほしいものです。

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コロナ禍で「面会禁止」が続き、対面によるコミュニケーションができず、ましてや外出もできずに施設内で生活を続けている高齢者のみなさんのストレスは増すばかりです。認知機能にも悪影響が出ています。
なんとか早期にコロナが終息しないかと思うばかりです。

代表理事 立木 勝義
(終活コーディネーター)

https://yui-station.org/

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