シンポジウム「おひとりさまの心支度」に参加して

10月は1日に早々の緊急入院支援から始まって、外国人の「生活支援」の依頼や、4日の総務省の「身元保証等高齢者サポート事業消費者保護に関する推進アンケート」のヒアリングを受けたりと忙しい毎日でした。

10月15日の土曜日に長久手市で開催されたシンポジウム「おひとりさまの心支度」に参加しました。

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まず、はじめに「おひとりさま」の定義について、次のような方を「おひとりさま」と言うそうです。
・飲食店ひとりで食べている人
・旅行などをひとりで行く人
・ひとり暮らしをしている人

2021年の日本の平均寿命が男性81.47歳、女性87.57歳という現代では単独世帯が増加しても決しておかしくない現状です。
つまり、「おひとりさま」がドンドン増えるということです。

高齢単独世帯で一番困るのが「ある日突然、病気で入院」する際の「入院の備え」です。シンポジウムでは病気入院の備えを整理されていましたので、皆さんにも紹介します。

まず入院すると以下のことが必要になります。
・緊急時の連絡先の確認をもとめられます。【結福祉が代行する項目・身元保証】
・入院誓約書の記入                      【身元保証】
・入院計画書の同意                      【身元保証】 
・検査・延命の確認・同意                   (本人・親族) 
・入院に必要な物品の準備                   【日常生活支援】
・入院費の支払い                       【金銭管理】
・退院時の手続き・支援 介護保険の申請、介護サービスの利用  【介護保険申請】
・死亡時の手続き                       【死後事務契約】
以上ですが、ひとりでできることと出来ないことがあるということです。

また、一番困る事例が預金通帳の印鑑が分からないケースとキャッシュカードの暗証番号を忘れてしまうケースです。
こんなときは、銀行員に来訪してもらって「番号の変更願」の手続きをするなど大変です。
皆さんの最低の準備として緊急時の連絡先を決めておいたり、家族等連絡リストの作成、
かかりつけ医師とお薬手帳を忘れずにメモしておくことです。

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シンポジウムでは「おひとりさまを支える制度」として
①日常生活自立支援事業
②成年後見制度
③身元保証等高齢者サポート事業があることが紹介されました。
早めの準備は何よりも重要です。

代表理事 立木 勝義
(終活コーディネーター)

https://yui-station.org/

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